個人と比べて法人は税金が多く取られてしまいがち、慎重な節税対策を心がけましょう。

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資金繰りと経費の関係

節税のために経費をたくさん使うのは悪いことではないですが、経費だからといって無駄な物ばかりを買っていくと、結果的に資金繰りが悪くなる恐れがあります。

ビジネスは基本的に良い時と悪い時の波があるので、売上が好調だった時は悪い時に備えて資金をストックすることも大切です。

一時的に良かった時に、ここぞとばかりに無駄な経費にお金を使った結果、少し受注が落ちただけで資金難になってしまう中小企業や個人事業主が多く見られます。

 

そこで今回は、資金繰りと経費の関係について詳しく解説いたします。

 

 

資金繰りが悪い時は無駄な経費を削る

大量の領収書法人は税金が高いため、多くの企業が積極的に経費による節税を行っています。

脱税と節税の違いとは?


結果的に事業者は「経費になるから」と出費の管理がルーズになっていることがあります。

 

資金繰りが悪い場合は、無駄な経費がないか確認して削るだけで財務状況が改善するかもしれません。

 

たとえば、経費になる理由で新聞を取っているけど、実際の所は一面を軽く見るだけで熟読しないケースがよく見られます。
昨今はスマホさえあれば最新のニュースを把握できるので、ちゃんと読んでいない新聞はすぐに解約するべきです。

 

ほかにも、エアコンの設定温度を少し変えて節電をしたり、効果の出ていない広告料がないか確認するなど、経費を削る領域は多岐にわたります。

 

もちろん必要な経費と不要な経費を仕分けすることが大切ですが、社長が100%の株式を持っているような小さな法人は無駄な経費を使っている事例を多く見られるので、今一度精査してみてください。

 

 

小規模業者の経費と資金繰りを圧迫する接待交際費

経費の本質は売上に繋がるものへの投資です。
こうした意味では取引先との距離を縮める接待交際費は必要な経費だと言えるでしょう。

 

しかし、小規模業者では接待交際費として無駄使いをしているケースが目立ちます。特定の取引先との接待交際費が大きい場合は削減することを検討してみてください。

 

本当に付き合いやサービス、価格設定に魅力があって取引をしているのであれば、過剰な接待をしなくても取引は終わりません。

 

接待交際費が高い会社は経営者や経営陣がお酒を飲んだりゴルフをするのが好きなケースが多いです。

 

特に高級な飲食店や2軒目・3軒目までの接待をしている場合は、「税理士から指導された」などの口実で、平凡な飲食店のコース料理のみの接待に変えるとよいでしょう。

 

接待交際費で経費の無駄使いをしている会社は従業員のモチベーションが下がりますし、経営者自身が無駄に経費を使う癖が付いてしまっていることがあります。

 

このほか、接待ではなく家族との食事など売上に繋がらない用途で経費を使っている場合も同様に見直すことをおすすめします。

 

 

堅実な経費の使い方

事務作業する男性経費の無駄使いはよくないですが、節税対策をしないと法人は税金で利益の半分近くを持って行かれてしまいます

 

節税で賢く経費を使うには、無駄な出費を抑えたり来期の利益や資金繰りの改善に繋がるようにすることです。

 

たとえば収入印紙をよく使う仕事の場合は勘定科目「貯蔵品」の仕訳でまとめ買いをしたり、請求書の日付で今期に組み入れられる売上を詰め込むなど、来期に余裕を持てる環境を作りましょう

 

まずは来期を有利にすることを重視して経費を使い、来期以降で無駄なく使える経費がない場合は、パソコンや車など古くて近い将来買い換えが必要な設備の入れ替えを検討するのが無難な方法です。

 

経費対策で迷った時は税理士やコンサル会社など専門性が高いプロに相談しながら経費の活用法を見直すとよいでしょう。